車の中でAC100Vコンセントを使いたかったので、買ってみました
シガーソケットからDC12Vを給電しますが、インバータの定格出力の方が車側のヒューズ定格より上なので注意です(寒い中のヒューズ交換は大変です😂)
車載用インバータを買ってみました
— 電気カニ (@DenkenCrab) 2023年12月28日
ドリンクホルダーに収まって使いやすそうです☺️
安い矩形波出力タイプなので用途には注意が必要ですね
出力150Wですが、車側が120Wまでなのでヒューズを飛ばさないように気をつけます pic.twitter.com/LgUHdcja0P
↓電気カニって何者?って思った方はこちらへ。電験1種持ちで66kV受電工場の電気主任技術者として働いています。
今回買ったインバータはBESTEKの150W仕様で、縦長の形状なのでドリンクホルダーにキレイに収まります
本体の外観はこんな感じです。出力がAC100V55Hzとなっているので、ACモータ機器を使用する場合は若干動作が異なるかと思われます
出力が矩形波なのでデジタルテスタのACレンジで電圧測定したときに上手く変換できないのか、70V表示が出ます😂
周波数は謎の300Hz表示。矩形波の波形をデジタルテスタでは上手く拾えていないようです
なぜこのような数値が出るのかは、テスタの特性が関係しており、電験の問題でも類似事例があった記憶があるので今度探してみます
(ACレンジで直流測定したときの状態の問題などから、このテスタの表示値の謎は解明できそうな気がします)
車載用インバータは車のDC12V電源からAC100Vを作るんですが、その際に比較的簡単に変換できる矩形波を生成する機器と、商用交流電源に近い正弦波を生成する機器に別れます。
今回の矩形波インバータは3000円ほどで購入できますが、正弦波インバータは高価(6000円~)になります。
正弦波と矩形波(方形波)については電気の神髄様の解説が分かりやすいですね
今回購入したインバータのAC100V出力は、オシロスコープが無いので測定できませんが、恐らく実効値を商用AC100V(50Hz or 60Hz)に近づけて矩形波の波形を出力しているものかと思われます。
この手の分野は電験でも出題されますが、苦手範囲なのでしっかりと勉強しておきたいです😂
AC100V仕様の電気機器は正弦波の商用電源での使用を前提と設計されており、矩形波では不具合も出る場合があるそうなので、使用には注意が必要です(ポータブル電源のまとめサイトとかに使用して良い機器とダメな機器が書いてあったりします)
ACアダプタを使用してDCで使用する機器なら問題なさそうと思っていましたが、機器によってはノイズが発生して車のスピーカなどに影響する事例もあるみたいです😯
せっかく車載インバータ電源(矩形波タイプ)を手に入れたので、故障に至らない範囲でいろいろ試してみたいと思います!