電気カニの電験日記

電験、電気主任技術者について語ります

何年で電験3種取れるか説の最適解について考える

電験3種を取ろうと思った人が最初に考える「何ヶ年計画で合格できるか?」について書いてみたいと思います

 

電気カニって何者?って思った方はこちらへ。電験1種持ちで66kV受電工場の電気主任技術者として働いています。

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先日電験123様の動画を見て思ったことです

 

電験の勉強を始めるに当たって、電気の基礎知識がある場合は大抵は過去問の演習量を積んでいけば点数が上がっていきます

基礎知識が無い場合は解説に何が書いてあるのかが分からず、過去問をやり込んでも点数が伸び悩み、試験までに6割取れる実力を付ける目処が立たなくなります

更に数学の基礎知識も無い場合は解説内の計算過程を理解できないため、過去問と同様の問題が出た場合に計算を進めることができなくなってしまいます

 

要するに、人によって電験の勉強のスタートラインが違うので、何年で電験3種に合格できるのかはかなりバラつきます(半年で4科目合格できる人もいれば、3ヶ年で科目合格をフル活用して合格する人もいます)

どうしても短期間で合格できる人が目立ちがちで、講師側も講義を受ければ早く合格できることをアピールしたいので希望的観測で計画を立ててしまう事になります

 

過去問の演習量を増やしつつ、時間配分や試験形式への慣れも考える必要があります

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合格までに時間がかかっても資格の価値は落ちないので、無理せず確実に点数を伸ばせる計画を立てることが、長期的に見ると最適化と考えます

難易度も年ごとにバラつくので、長期目線になるほど確実性も上がります

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というわけで電験の勉強を始めるに当たって最初は「現状把握」に徹することが重要と考えます。

電験123様だと現時点では公式LINEでの相談からZOOMでのマンツーマン指導まで無料でやってもらえるそうです(将来有料化を計画中だそうです) 

 

電験は試験範囲が広大なので、現状把握を自分一人でやるのは困難です

講師は電験の内容をほぼ全範囲把握しており、最初の過去問を解いたときの印象を伝えれば、どこまでやり込んだら合格できるのかを教えることができます

 

私は電験3種~1種までとにかく自身の持てる時間をすべて費やして最短合格を狙う方針でやってきましたが、試験後の燃え尽き感が非常に強く、しばらく勉強に手が付かない期間が毎回半年ほどありました

毎回燃え尽きていると体力的にも辛いので、電験3種の後に2種、1種を狙う場合は計画立ての重要性は更に上がります

 

電験3種~1種二次までのイメージはこんな感じです

 

2023年も残すところ後2日を切りました。

2024年は何事も無理のない計画を立て、スムーズに成長していきたいですね

 

↓この本では計画立て~基礎知識まで丁寧に解説されています