今までは選任の電気主任技術者としての道を歩んできましたが、就職してから14年が経ち、今後のキャリアについて考えるようになってきました。
↓電気カニって何者?って思った方はこちらへ。電験1種持ちで66kV受電工場の電気主任技術者として働いています。
過去に電験2種を取って選任の電気主任技術者となるまでは、会社員としての昇進を目指していましたが、最近では考え方が変わってきました。
将来は会社が無くなってしまうかもしれないし、自分の力で稼げるようになりたいという志向が強くなってきました。
新卒で働き始めた前職~現職(2社目)の間では電気主任技術者(補佐含む)としての業務を行いつつ、部署内の他業務を進めるという働き方がメインでした。
同年代で新卒からのキャリアを電気分野に特化して積んできた方々と比べると、どうしても専門性では劣ってしまいます。
一方で、電気設備以外の知識(工場内の各種生産設備や、コンプレッサ・ボイラ等のユーティリティ設備)については一通りの経験があります。
工場の増築、改築等も経験しているので少しですが建築系の知識も身につけることができました。
現状の「広く浅い」知識を広げていったやり方を、電気技術者に特化させても通用するのかといった部分は不安でもありますが、今まで得た知識は電気技術者としてやっていく場合でも何かしら役に立つのではないかと考えています。
しかし挑戦せずに成果を得ることはできないので、最初は上手くいかないことを承知の上で新しい領域に飛び込んでいく必要があります。
ということで考えられる今後の働き方のパターンとしては…
①他の企業に転職して選任の電気主任技術者をやる
この場合は今の66kV受電工場の他にどんな選択肢があるのかを調べる必要があります。
1種要件の案件(17万ボルト以上)はまず存在しないとは思うので、待遇が今より大きく改善される事は期待できなさそうです。
一方で、仕事の内容は大きく変わるので現職では得られないスキルを身につけることができます。
※1種要件の求人はこの前初めて見つけました。全く無いわけではないようですね
おはみずせ〜(●´ω`●)
— 電気カニ (@DenkenCrab) 2023年11月13日
九州内で初めて第1種電気主任技術者資格が必須の求人を見ました。想定年収がすごいです
1種の要件としては17万V超の設備管理ではなく、コンサルティング能力を期待しているようですね
新幹線を使えば通えるかな?とか思いつつも、恐らく激務についていけない様な気がします😂 pic.twitter.com/2PwR5WVZuA
②現職を続けながら副業を探す
本職の収入源の他に、講師や参考書の執筆などで収入を得る方法です。
参考書の執筆(DENつく2023理論(電験3種、電験2種一次)は2023年で初めて経験させてもらいました。
収入に繋がるまでは電験の勉強をさらに深め、かつ人に教える能力を鍛える必要があります。
また他の講師の方や出版社とのツテも必要です。
(今はX(Twitter)があるので著名な方とも交流できるようになった事はとてもプラスになりました)
③保安法人に転職 or 電気管理技術者として独立する
現職で選任されてから6年以上経つので実務経験は要件を満たしている?と思われます。
しかし肝心の実力と人脈が揃っておらず、現状ではこの選択肢を選ぶ事はできなさそうです。
カフェジカちゃんねるさんの動画で言われているように、実務経験を積んで現職を離れて次の会社に行く or 独立する場合は何をしたいのかを具体化しておく必要がありますね。
というわけで、上記①~③のように電気主任技術者としての専門性を高めていくのか、それとも現職のように設備管理+電気主任技術者としてやっていくのか、よく考えて今後のキャリアを積み上げていきたいと思います。
5年後に自身がどうなっているのかをイメージできるよう、計画的に進めたいですね。