だいぶ前のことですが、電験2種受験時に東京電気技術教育センターの講習に行ったときの話を書いてみたいと思います。
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目次
行ってみてどうだったか?
結論として、独学での勉強の限界を超えた理解が得られました。
体力面、金銭面共にかなりハードですが、この講習なしでは電験2種2次試験に合格できなかったと思います。
当時は仕事も忙しく、月~金仕事→土日講習→月~金仕事という12日間休み無しというスケジュールをよく実行できたな…と今になってみて思います。
※この体験談は2014年当時のものなので、現在とは異なっている可能性があります
講習1日目
まずは東京に行かなければ行けないので、朝4時起きからスタートです😂
当時住んでた地方からは朝一番の新幹線に乗らないと間に合いませんでした。
8時過ぎに東京駅に着き、そこから地下鉄に乗り換えて、講習開始15分前に東京電気技術教育センターに到着です。
土日を使って2日間、申し込んだ内容の講習を受けます(私は前期、後期に分けて計8日、すべての内容を受講しました)
講習は過去問ベースの解説ですが、講師の塚崎先生の説明がとにかく分かりやすいです。
どのように分かりやすいかは説明が難しいですが、行って損はしないと思います。
過去問を1問解くごとに他の受講者から質問が出るので、解説だけでは分からない部分も聞くことができます。
1日目9:30~17:30の講習を終え、実はここからがこの講習の面白い部分です。
講習後に分からない問題を塚崎先生に聞くことができるんですが、このときの問題は何でもありで、どんな問題を出されてもスラスラと解説されるのを見て驚きました。
20時近くとなり、残った受講者(そのときは5人くらい)と塚崎先生で東京電気技術教育センター近くのマクドナルドへ晩ごはん(?)を食べに行くことに。
食事をしながら先生や他の受講者と電験の体験談や、どんな職場で働いているのかを語り合うのが楽しかったです。
今ほどSNSが普及していなかった時代に、自分の職場以外で電験を受けている人と交流ができるという機会は本当に貴重でした。
21時過ぎまで様々な事を語った後、22時に宿にチェックイン。シャワーを浴びてすぐ寝ました。
講習2日目
都内のビジネスホテルからスタートです。この日は7時半起きで間に合いますが、その日のうちに帰宅しなければなりません😭
1日目と同じ9:30~17:30の講習ですが、他の受講者とも打ち解けている状況もあり、質問も2日目の方が多く出ます。
集中力を切らすことなく、講習を2日間やりきった充実感に満たされました。
2日目も時間があれば残って質問をする事ができるのですが、帰りの新幹線が18:30発なのですぐに帰り支度をして地下鉄へ。
東京駅につく頃には疲れがドッと出てきます。このとき、追加料金を払ってグリーン車に乗ってしまいました…(快適でした)
晩ごはんは新幹線の中で駅弁を食べ、帰宅するのは22時前。この日もシャワーを浴びてすぐ寝ました。
そして翌日月曜日から仕事…さすがにこの日は仕事も軽めにしてすぐ帰っていましたね😅
かかった費用
講習費:1万円/日×2日
交通費:往復2万円
宿泊費、食費:1万円
計5万円/2日間
当時は会社から補助は得られなかったので、全額自腹です。
電験2種取得の価値は人それぞれですが、私は費用対効果は十分にあったと感じています。
講習のどんなところが良かったか?
2日間フルで勉強しつつ、分からない部分をすぐ解消できたことです!
自習で2日間勉強し続けてもモチベーションは続かず、分からない部分にハマると効率は落ちるので、最高効率を維持しつつ問題を解き続けるという体験はこの講習でしか得られませんでした。
また、他の電験2種受験者との交流で試験に対するモチベーションが上がったということも大きかったです。
現在だとSNSでの交流が盛んで、講習もネット上に動画が多数あるので、わざわざ遠方まで講習を受けに行くというのは少なくなってきているかもしれませんが、講習会場でしか得られないものあります。
2日間フルはきついのであれば、1日だけでも講習に行ってみると、行き詰まっていた勉強を前に進めることができます。
この記事が電験合格を目指す方々に少しでも参考になればと思います。
長文となってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!